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第8章 他人の痛み、自分の痛み
「まて、どこへ行く?」
自軍陣地から出た一司を追いかけてきた赤組の一人が竜崎一司を呼び止める。
「どこ行くって、言われた通り武器を調達して旗を奪いに行くんだろうが?」
竜崎は声をかけてきた男を睨み付ける。
その男は手に日本刀を持っていた。
年齢は三十代後半くらいだが、緩みがなく引き締まった体つきを見る限り衰えは感じさせない。
更に丸いレンズの奥の瞳は知性を湛えながらも鋭く、油断ならぬものを竜崎は感じた。
「まあ慌てるな。行くといっても場所もわからないだろう?」
男は地図を竜崎に渡す。
このゲームのフィールドが記されたものだった。
このようなものを作成しているのだからなんどかこのゲームをしたことがあるんだなと竜崎は思った。
「俺の名前は佐橋英輔(サハシエイスケ)。よろしくな、竜崎一司君」
自軍陣地から出た一司を追いかけてきた赤組の一人が竜崎一司を呼び止める。
「どこ行くって、言われた通り武器を調達して旗を奪いに行くんだろうが?」
竜崎は声をかけてきた男を睨み付ける。
その男は手に日本刀を持っていた。
年齢は三十代後半くらいだが、緩みがなく引き締まった体つきを見る限り衰えは感じさせない。
更に丸いレンズの奥の瞳は知性を湛えながらも鋭く、油断ならぬものを竜崎は感じた。
「まあ慌てるな。行くといっても場所もわからないだろう?」
男は地図を竜崎に渡す。
このゲームのフィールドが記されたものだった。
このようなものを作成しているのだからなんどかこのゲームをしたことがあるんだなと竜崎は思った。
「俺の名前は佐橋英輔(サハシエイスケ)。よろしくな、竜崎一司君」
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