狼さんの腕のなか
第3章 彼との生活
どうして彼があたしを
選んだのか教えてもらえないまま
2週間が過ぎて、風間さんとの生活には
慣れてきていたのだけど
由紀斗くんとは・・・・・あまり慣れてなかった
あの朝食以来、あたしがここに
来たときの冷たい彼が嘘のように
あたしをからかったり夜部屋に勝手に
入って・・・///とても口に出したくないような
えっちなこともされたお陰で
彼の印象は見事に変わったけれど
逆に彼から隠れるような生活を
送っていたのでした
「いないよね?」
角からひょこっと顔を出して
廊下に誰もいないことを
確認・・・あ!!
メイドさんが一人こっちに向かって
来ていたのですぐに隠れた
この家には由紀斗くんと風間さんしか
暮らしていないのだと思っていたら
男女合わせて数名程の使用人さんが
働いてると先日知ったあたし
だから使用人さん達にも見つかるわけには
いかない!!
水を飲むためにあたしは食堂に
たどり着かないといけない!!
「よし!・・・わっ!!」
あたしの体は突然浮き上がった
「何がよし!なんだ?」
その声は・・・そしてこの体勢は・・・
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