刑事とJK~続編~
第8章 江戸っ子交通安全!?
―――――――――――
「あ、斉藤君、斉藤君」
「なんっすか?」
中島はニッコリ微笑んだ
「この前のDVD、小学生には好評だったらしいよ」
「あ…そうっすか」
「保護者からはクレームの電話もあったらしいけど…
逆に良かったって電話もあったそうだし」
「はぁ…」
「何でも、斉藤君と"おゆう"の絡みが良かったんだってさ」
「…ぅれしぃっす…」
「どうしたんだい斉藤君。
元気ないじゃないか」
「ぃや…まぁ…」
藤野の交通安全の神様の映像はほとんどCGである
その編集を、斉藤一人が押し付けられ
斉藤はここ何日か一睡もする暇なくCGを作り上げていたのだ
だから元気の出しようがない…
「でね、斉藤君。
かなり評判良かったから、今度は薬物問題で撮影でも…」
「絶対嫌っす。」
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