
先生が彼氏…あり得ないっ!
第2章 新米臨時教師
【紗英Side】
それは蒸し暑く、梅雨の時期でした。
外は雨。
教室は蒸し暑く、朝から汗がでる。
「おっはー♪紗英っ!」
「結衣…おはよう」
「なんだ元気ないなぁ~」
「結衣は元気よすぎなの…」
私、狭山紗英(サヤマ サエ)。
現在高校1年生。
念願だった高校に入って、2ヶ月。
少し学校生活にもなれてきた。
そして昨日から梅雨入りし、蒸し暑い日がこれから続くとなるとなんだかだるい…。
「紗英知ってる?」
「何が?」
「今日から新しい先生来るらしいよ!それからその先生うちらの担任だって!」
「へぇー。そんなんだ…」
