
お告げ~INシンガポール~
第21章 ふざけないで!
思ったより暗い…
梨絵は確認してから水中に潜り込んだにもかかわらず、既に真衣の足を見失っていた。
たちの悪いことに水槽の水は塩水である。そのことを知らず、水中で目を開けた梨絵に激しい痛みが襲う。
たまらず水中から飛び出すと、思わず目を腕でこすった。
痛みは激しさを増して、もう梨絵は目を開けていられなかった。
それでももう一度足で真衣の足を見つけると、再び潜った。
今度は見失わないように、真衣の腰に手を置いて。
そのせいもあり、紐にまで手は届いた。
しかし、そこで息が尽きた。
再び水面まで顔を戻す。
「何で…」
梨絵は自分の肺活量の少なさを恨んだ。
梨絵は確認してから水中に潜り込んだにもかかわらず、既に真衣の足を見失っていた。
たちの悪いことに水槽の水は塩水である。そのことを知らず、水中で目を開けた梨絵に激しい痛みが襲う。
たまらず水中から飛び出すと、思わず目を腕でこすった。
痛みは激しさを増して、もう梨絵は目を開けていられなかった。
それでももう一度足で真衣の足を見つけると、再び潜った。
今度は見失わないように、真衣の腰に手を置いて。
そのせいもあり、紐にまで手は届いた。
しかし、そこで息が尽きた。
再び水面まで顔を戻す。
「何で…」
梨絵は自分の肺活量の少なさを恨んだ。
