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しあわせ。

第1章 いろいろ。




「忙しいとさぁ、中々会えなくね?」

食べ終わった廃棄のそうめんの入れ物を私に差し出しながら聞いてくる。

捨てろと言うことか。

「まあ…それが普通ですよね。てか、シフト作ってるの店長だし」

溢れそうな段ボールでできた簡易式のゴミ箱に突っ込みながら答えた。

「セックスできてんの?」
「コロス」
「……ゴメンナサイ」

冗談まじりに店長と話すのは楽しい。

女とか、男とか、そんなの気にせずに話せる。


ただ、変態だけど。

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