
狼と白頭巾ちゃん
第19章 疼く身体
ライラの陶器のように滑らかな肢体は、シンの浅黒い肌の中で白さが際立ち、輝きを放っている。
その肌は、先程まで寒さに震えていたとは思えないほどに、シンの愛撫のため熱を持ち、桃色に上気していた。
つつっ…と指を足に這わせると、ぴくぴくと反応する細い身体は、シンが少しでも乱暴に扱えば壊れてしまいそうで。
シンは、今すぐライラの中に入れたくなる欲望を、懸命に堪えた。
視線を、先ほどまで弄っていた小さな突起に移すと、乳首が可愛らしいピンク色をして、硬くなっているのが分かる。
「シン…、は、恥ずかしい…よぅ」
全身が空気に晒され、多少我に返ったライラは、シンに凝視されていることに気付き、胸を隠した。
シンはクスッと笑うと、少しライラの身体を持ち上げ、胸を隠す腕をそっと退かした。
「ライラに恥ずかしいところなんて、ひとつも無いよ。ここも…、とても魅力的だ…」
言いながら、シンは左側の小さな突起に舌を這わした。
「ひゃっ⁈なっ、なに?シン、くすぐったいぃっ」
ライラはぞくぞくと背筋を走る感覚に、腰の力が抜けて、それをくすぐったく感じていた。
やめさせようとシンの頭を押すが、身体に力が入らず、シンはびくともしない。
それどころか、舌の動きが更に増した。
ぺろぺろっ…くちゅっ…ちゅくちゅく…
「やっ、なに⁈なんか、変…」
ちゅく…ぴちゃぴちゃ…
「はっ、ふぁ…」
シンの舌は、ライラの乳首を舐めたり、吸い上げて舌先で転がしたり、乳輪をなぞったり、かと思えばまた乳首をちゅるりと舐め、吸い上げる…。
「あ…、やぁっ、んふぅぅぅん…」
絶え間ない刺激はやがて、くすぐったいばかりで無い抗いがたい感覚を、ライラから呼び起こしていた。
そしてシンの頭を押していたはずのライラの腕は、いつしかシンの頭を抱え込み、歓びに震えていた。
