無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

ドンッドンッドンッ!!



酒場はもうそこら中が穴だらけだった


「俺の店が～(泣)」



「マスター、早く弾の交換!!」


「わかってるよ!!」



井上はマスターから、新たに弾を詰めた銃を受け取り
タイミングを図ってカウンターに身を乗り出した


ダンッダンッと敵の腕を撃ち抜いていく



「あと５人…」


もう一度カウンターの後ろに隠れようとした時だった…


「あづっ!!!」



左腕に激痛が走った



「!!!
…退斗!!?」



カウンターの裏で、マスターは井上に駆け寄った



井上の左腕からは血が滴り落ちている



「…ドジった」


井上は少ししょんぼりしながらも、マスターに笑顔を向けた



「止血を…」


「そんなの後でいいって。とりあえず右腕が動きゃあ問題ねーよ」


そう言って井上は、銃を持ち直した







「嘘つく依頼人はでぇっきれぇだな」



その声が聞こえた瞬間、男のうちの二人は
顔面から床に叩きつけられた




大志はその二人の頭から手を離し、起き上がった




「なっ…この…!!」


そばにいた男が、今度は大志に銃を向けた



しかし、照準を合わせるよりも大志の間合いを詰めるスピードの方が勝り

大志は男の銃を捻り上げた



男はついつい手を離してしまい、大志が振りかざした銃は、男の脳天に直撃した




「残りは２人か」



大志は




笑っていた