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Memory of Night 番外編

第3章 熱々、バレンタインデー!


 先ほどまでの愛撫で宵のそれはすっかり起ち上がり、生暖かい外気に晒されさらに硬度を増す。

 先端からはだらだらと蜜を零し始めていた。

 そんな様子を晃に見られていると考えるだけで、目も眩むような羞恥を感じる。


「いい子だ」


 晃はうっすらと口元に笑みを浮かべた。

 そして、宵の体を舐めるように見つめ続ける。

 宵はまだ目を閉じたままだったが、体に突き刺さるようなねっとりとした視線を強く感じていた。

 薄く目を開くと、やはり晃の視線とぶつかる。


「見るなよっ……!」


 たまらず叫んだ声は酷く上擦っていた。浴室の中で反響し、何重にも響いて鼓膜を直接刺激してくる。

 晃は手の平でやんわりと宵のものを掴み、緩く上下にしごき始めた。


「は……っ、あ」


 宵はぶるりと身震いした。

 ボディーソープと自分の先走りでぬめるそれは、触られると変な感じがする。


「やだっ」

「閉じちゃダメ」


 無意識に閉じようとした足は、晃の腕に再び押し広げられた。


「ん……う、はっ……」


 下肢をしつこくいじられながら胸元を撫でられ、声が抑えられない。

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