
捨て犬と俺と…
第8章 届かない思い
陸「…あのさ、翔の事なんだけど、やっぱ空斗には話そうと思って。」
「え…?なんかあるのかよ?」
一瞬どきりとして緊張がはしった、、最初から気になっていた関係だから知りたいけど…
陸「…実はさ、あいつ俺がたまたま拾ったんだ。ざっくりいうと、なんか義理の両親に虐待されてて逃げてきたはいいものの行く当てがなくて…公園で倒れてたところを俺が拾った。ってわけなんだけど……」
なぜか、そこまで自分が驚かないことが不思議に感じた。なんとなくわかっていたのかもしれない。翔はなんだか他の奴らとは違うと前々から感じていた。なんか繊細というかなんというか…
