先パイ、これは恋ですか？
第12章 夢見心地
ー月曜日
《それじゃあ、テスト返すぞ。出席番号順に取りに来い。》
ガタッ…
「桜乃、いよいよ返ってくるな♪点数が楽しみだなーー♪」
「智也！！
って、十分期待して下さい♪期待以上の結果になりますから♪」
「その言葉忘れんなよ」
という訳で テストから一週間たち 今日はテスト返しの日です！！
まぁ あたしはばっちりですけどねっ♪
っとあたしの番だ！！
テストが渡される。
《桜乃……。
今回は、気にするな。》
ん！？
それは良かったって事？
それとも 何！？
テストを裏返す。
10点、14点、8点、10点、16点…………。
………………………。
……！！？？
あれっ！？これって全部100点満点だよね！？
えっ！？あんなに勉強したのにこの点数は有り得ない！
どうゆうこと…っ！？
と、解答用紙の右下に一言書いてある……。
なになに………？？
《桜乃……。
先生はお前を誇りに思ってる。だから今回のことは気にするな。
解答欄がずれている！！縦じゃない、横だ！！
もしあっていたら、おーる100点だ。
先生は次も期待してる》
………………………。
………………………。
嘘でしょ…………。
「桜乃どうだっ…！？
なんて不のオーラ…。」
「おーる100点だよ。」
《夏休みまであと１ヶ月。気を抜かないように。追試は50点以下。明後日行う。》
おーまい ごっど
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