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脳が濡れる夜

第10章 第10夜


あの日、夫は後輩の肩を借り
酷く酔って帰宅した

意識の無い夫の身体は
体重以上に重く感じられて
私1人の力ではどうする事も出来ず
やはり後輩と一緒に寝室まで運び入れた

そして後輩にお茶を出し
お礼を述べた後に
世間話をしていたら
不意に手を強く握られ
思いもしない言葉を言われて唖然とした

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