テキストサイズ

Lovers Game 〜光と影〜

第5章 強さは弱さ

『フゥ~・・・ォス、お疲れ』

俺はうっとしいネクタイ外しながら煌牙らのいるオフィスに戻った

『晴人・・・』

『なに‥こんなとこまで、説教?笑いに来たの?』

首を傾げる廉に不機嫌に噛みつく晴人
ったく理解の遅いガキだな



『お前の姉ちゃん呼んだのは俺だよ
お前未成年だから…就労には❝保護者❞に話通さないと?』


『就労・・・て・・なに・・どういう事?』

あっち向いてこっち向いて混乱する廉に


『・・・言ったままでしょ?学校辞めて働くんだよ』


『晴人?!…なんで❝そうなってる❞の?』





『ここは断られたから・・・他さがすから。これでいい?』



『そうじゃなくて…』



『あぁ…うるさいな!!
ちょっと何かあれば一々学校飛んできて…うっとおしいんだよ!
オレの将来だの進学だのって、オレは…頼んでも望んでもいねーよ!!』



『晴人…ごめん、お姉ちゃん間違ってたかもしれない、だけど…っ。ごめん、ここじゃ・・・だから、家に帰ろ?』


廉は俺たち周りを気にして立ち去ろうとする


『ごめんごめんうるさいって!
オレに構ってないで姉ちゃんなんか・・・さっさと結婚でもすれば良かっただろうが!
オレの為とか、オレがいたから、とか…そんなん言われたらたまったもんじゃないし!大きなお世話、有難迷惑なんだよ!』


『そんなこと言ってない!…一度も…思ってもない!!

思うわけが・・・ないじゃない

お姉ちゃんは…晴人に…せめて晴人には・・・』



『それがウザいって言ってんの!』


不満が爆発…止まる事を知らない
あーぁ、反抗期とやらの?わかりやすいクソガキ。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ