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Lovers Game 〜光と影〜

第4章 アシンメトリーなソイツ

ブンブンと?・・・フライパン振り回して俺を必死こいて追い出す女

『お前さ~フライパン攻撃とかさ昭〇のドラマみたいだなぁ?老けたヤツ(笑)』


『〇和オヤジ世代の残骸みたいなバカに言われる筋合いないわよ!!』



『俺、〇成生まれだもん~。お前と一緒だろ?』


『どうでもいい情報だし!!何でもあんたと一緒にするな!』


ワーラー、ワーラー言ってると(あ、この女がだけど)



トントントン・・・・


『ハッ・・・』


アパートの鉄骨階段を登ってくる足音に廉はピンと電波立てたみたいに振り向いて硬直

あぁ…♪アレが例の・・?

なんて踏み出そうとした瞬間

ドスっ・・・ごにゅ・・・ギュギュギュ~~



『フンゲェっ・・・オイ?!・・・クソ女』



同居人、❝弟❞の帰宅に慌てた廉は、俺を蹴飛ばし・ドアの裏に挟み込んだ上に…❝プレス❞しやがった



だからさ、どこにそんな力あるんだこの女?


『は…❝晴人(ハルヒト)❞・・・おかえり…!』


俺の前に姿を現したのは(ドア裏にプレスされる前の一瞬だが)まあわかりやすく今風のけだるそうな高校生?くらいのガキ


『うん・・・。姉ちゃんさ…フライパン振り回して何してんの??・・・』


『ぁー…っと、え、と・・・き、筋トレ!!』


『アタマおかしーと思われるから❝中で❞やれよ』


『あー、ははは、ゴメン、、天気良くてつい』


『近所の暇なスピーカーババァがうるせんだから、、目立つことやめろよな』


『こら!そういう言い方しない!!』



『はいはい。・・クンクン・・・なんか焦げ臭いけど大丈夫姉ちゃん?』



『あ~…ははは・・・バレちゃったかゴメン晴人・・・!
か・・換気!してたの換気!!すぐ作り直すからさ!お風呂でも先入っててよ?…ね??』



バフっ・・・バコッ・・・バフっ・・・バコッ…


廉はドアをバフバフと開閉させて誤魔化す



‥‥のはいいけど、❝裏❞にいる俺を
追撃プレスするんじゃねよ怪力女が!!!



『んー・・・わかった』


『ホ・・・。』

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