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Lovers Game 〜光と影〜

第12章 リアルを生きる僕ら

『あんたに…世話をかける気はない

そんな事を…してもらう理由はない…』



廉は瞬きを繰り返し切った後で一呼吸・・
少し冷静な口調に戻して話し始める



『ねぇ・・・・どうして?』



『・・・・』




『って・・・聞いても
答えてくれないもんね、あんた』



廉がどこかはにかんだ笑みを浮かべた




『・・・・でも、嬉しかったのは本当だよ』




『・・・』





『煌牙…龍牙…太牙も・・・・みんな

力になってくれようとして・・・・

そういう…誰かの気持ちが…身に染みたんだ

すごく・・・有難くて嬉しかった』




『…だったら、そそまま
素直に受けとりゃ良いだろうが

この国には❝お言葉に甘えて❞って言葉が
ちゃんとあるんだからよ』



『ぁは、、、なんか、、たまにすっごいマトモな事言うよね・・・違う人かと思っちゃう』



『・・・うっせぇ』




『それから・・・・あんたの気持ち』



『・・・~』






『嬉しかった・・・・・ありがとう』






『〜〜〜・・・。

コレ、鍵だ・・・・

弟にだけはちゃんと連絡しろ、心配してるだろ

アイツもガキって程ガキじゃねぇから
変に誤解されないように、ちゃんとな

じゃ・・・』



俺は廉に合鍵を渡してリビングを出る



『ちょ…っと・・・どこへ…』



『仕事だ・・・』



『ぇ・・・ぁの』



四の五の言わせる前に振り切って俺は仕事に戻った

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