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Lovers Game 〜光と影〜

第10章 らしくない事するから

『♪・・・~』


酔い覚ましながら繁華街を歩き…終えようとする時



ドン…


『?!・・・』


『…っと、失礼・・・?』



最後の路地から背を向けて出て来た女とぶつかった




『ヒッ…ゃ・・・ご、ごめんなさい』


尻もちついた女が小さく悲鳴あげて振り返る



・・・・だからさ


ドラマじゃねぇんだから?



なんでいるのさ。。。。。❝お前❞・・・(笑)





『・・・・おい(笑)』



『・・・・ぇ』



地面に尻ついたまま

見上げた先に居る俺をみて

❝廉❞はもう一度、悲鳴を上げそうな顔してた




『クス・・・なにしてんだよ、、、ホラ』



運動神経良いわりにドンくさい様を見せてるそいつを
無意識に起こそうと手を伸ばすが



パシ・・・



『‥‥触らないでよ』


廉は俺の手を払いのけてササっと立ち上がって
なぜだか周囲を見渡した



『クスクス・・・珍しいな?』


こんな時間に?…こんな所で?(笑)



『・・・』



こいつの家この辺だったか?
いや、そこそこエリア違うぜな

会社の飲み会の帰りかなんかってとこか?


そういえばもう春だしな?


あー、アレか?バイトの帰りか?


まぁ、なんだっていいさ




コイツにも❝春❞が来てたっぽいしな?(笑)

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