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Lovers Game 〜光と影〜

第7章 俺に・・・堕ちろ

『龍牙・・・いるかな?』


ある時、廉がうちのオフィスにヒョコッと顔出した
珍しい…ちょっとニコニコしてやがるぜ?


龍牙…?…あぁ大方、弟のことか
まぁ好きにしろって言ってある
俺はノータッチだ、構わないぜ



『ケッ・・・なにひそひそしてやがる…ムコウだ』



『別に。〜オジャマします
・・あ、龍牙、ゴメン忙しいとこ、あのね・・・なんかすごく良かった。こんな感覚久しぶり、、って言うかはじめてで。ありがとう龍牙…』



龍『廉さん、僕はたまたま話しただけ。そっか♪良かったよ』




なんだか知らんが…やたら親密になってんのな?

ま、俺の知ったとこじゃねぇけど




『おい廉!なに浮かれてんのか知らねぇし勝手だけどな、お前なんだかんだ世間知らずなんだからフラフラすんなよ。すぐ他人の言うことホイホイ信じて、バカみてぇに』



『な・・・なによ、いきなり』



『龍牙みたいに善人ばっかじゃねんだ
世の中には、本当に❝心の底からの悪人❞もいるってことも忘れんな』



『意味・・不明。
悪人?…ふぅん・・・
〃変人〃よりは始末悪くないんじゃないの。じゃあね』



『・・・ケッ』




龍『・・・クスクス』



なんか含み笑いしてる龍牙に
終業後に呼び止められた



『ぁん?…まだ帰らねぇのか?』



龍『ねぇ蓮?…今日ってこのあと空いてる?』




『ん?』




龍『ちょっと付き合ってほしいんだけど♪』




知ってると思うが
俺は仕事終わったら社員には極力干渉しないようにしてる


逆は・・・また珍しい事であって

かと言って断る理由もなかった

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