
──拝啓、支配様
第3章 3
呆気に取られる。誰から聞いたのだろう。なんて疑問に思うも、まぁ、担任の先生だろう。と、答えは直ぐに出てしまう。だが、その答えは母から直ぐに否定された。
「顧問の大寺先生から聞いたのよ! 愛次ちゃんが首席で合格したって!」
「お、大寺先生!?」
母の口から出ると思っていなかった名前が飛び出し、思わず大きな声を上げてしまう。然し、母は驚きからその不自然さには気付かず、そのままベラベラと喋り倒す。
「そう! 大寺先生! 愛次ちゃんが首席で入学したってだけでも驚きだったのに、更に勉強に集中するための部活に入るなんてお母さん感激しちゃった!」
はぁ!?
「顧問の大寺先生から聞いたのよ! 愛次ちゃんが首席で合格したって!」
「お、大寺先生!?」
母の口から出ると思っていなかった名前が飛び出し、思わず大きな声を上げてしまう。然し、母は驚きからその不自然さには気付かず、そのままベラベラと喋り倒す。
「そう! 大寺先生! 愛次ちゃんが首席で入学したってだけでも驚きだったのに、更に勉強に集中するための部活に入るなんてお母さん感激しちゃった!」
はぁ!?
