VOICE
第28章 改めて…
琥珀「えッ!?
ちょ、ちょっと黒曜くんッ!?」
僕は黒曜くんに手首を掴まれ…
窓際を背にした状態で身動きが取れない…
黒曜「琥珀さん…単刀直入で言いますッ!!
俺の事、避けてますよね…?」
やっぱり…バレてる…
僕は俯き…鼓動の方が煩くて…
声が出ない…緊張する…
琥珀「……………」
黒曜「じゃあ、質問を変えます…
俺の事…嫌いになりましたか?」
黒曜くんの切なそうな声…
僕は首を横に振った…
黒曜「じゃあ…俺の事、好きですか…?」
と今度は安心したかのような…
だけど…不安そうな声…
僕は首を縦に振った…
黒曜「はぁぁぁぁ…良かったぁ…」
と黒曜くんは僕の前に座り込んでしまった
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