
VOICE
第27章 我に返る
起きようとしたら、黒曜くんに
腕を掴まれてしまった…
黒曜「う~ん…琥珀さん…何処行くの?」
まだ寝ぼけてる黒曜くん…
琥珀「えっ!?
ちょ、ちょっとお手洗いに…」
黒曜「すぐ…戻ってくる…?」
と、黒曜くんの甘えた声…
琥珀「えっ、えーっと…大の方だから…
長くなるかもッ!!」
って違ーうッ!!
僕は何をカミングアウトしてるんだぁ!!
黒曜「うん…分かった…俺、まだ寝とく…」
と黒曜くんは、そのまま寝落ち…
はぁ…黒曜くんが朝弱くて良かったぁ…
今度こそ…ゆっくり起き…
熱いシャワーを浴びた…
なるべく音を立てずに素早く行動…
朝食と、お昼のお弁当とメモ紙を置いて
僕は大学へと向かった…
