
VOICE
第3章 魔坂の…
そもそも何故SEKIさんが、こんな所に?
僕は家事代行として…黒曜って年下の癖に
稼ぎまくってるヤツの所に来たんだぞ?
部屋番号を間違えたか?
黒曜「あの…大丈夫ですか…?」
琥珀「あっ…はい…」
僕は部屋番号を確かめた…48号室…
ん…?間違いない…
黒曜「あのぉ…
今から来客が来るのですが…」
琥珀「えっ!?もしかして…」
黒曜「家事代行の方…?ですか…?」
琥珀「SE…じゃない…黒曜様ですか?」
それは、ほぼ同時だった…
黒曜「SE…?はい、俺が…黒曜…です…」
琥珀「いえっ…はい、僕が家事代行として
来ました…琥珀と言います…」
と僕は自分の名刺を渡した…
