慕情
第42章 協力者
貴殿様は貴女様の療養している
【神仏の領域】に向かう途中に…
「四神獣よ…幽蘭に神楽が生きている事を
知られてはならない…
勿論、神楽にも…全てを知ってしまったら…
神楽の精神は壊れてしまう
そして、幽蘭も、それを知ってしまったら…
全ての拷問器具を受けても、
しぶとく生き続け神楽を探すであろう…」
貴殿様は声を落とし…
四神獣にだけ聞こえるように伝えた…
『分かりました…ですが、月詠も…』
四神獣は不安そうに、そう言うと…
「おや…?
君達は、あの伝説の四神獣なのかい?
月詠は私と貴女様の水晶玉で月詠の成長を
楽しみに見届けるから大丈夫だよ?
それに…紫仙と天…
後もう一人…居るから大丈夫だよ…」
貴殿様は
心の底から嬉しそうに微笑んでいた…
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