はい。もしもし、こちら、夫婦円満本舗です。
第14章 『慰安旅行・翌日』
『相談に行かせて貰おうかなって、
息子さんに担当者さんと話す時間って
調整して貰えませんかね?
そうなんですよ…、もしかしたら
あっち…を刺激し過ぎちゃったかなって。
見てるだけなら良いんですけど…、
行動にでたらヤダな~って
…あ、はい…、はい、そうですね』
真奈美ちゃんのストーカーの件は、
相談するだけして置いて、
今度相談しに行きますって所で
話が終わってしまってたけど…。
仁が、郵便受けに入ってた物を持って。
そのまま4階にある夫婦円満本舗へと
その郵便受けの物を持って
内村と話ながら、エレベーターで移動する。
『そうなんですよ、
偶には真奈美ちゃんを
労えと貴虎に言われて、
昨日は一緒に姫島に
慰安旅行に行ってたんですけどね…。
その時の…画像も撮られてたみたいで。
…はい、だから…その…僕のカンですけど、
変な行動に出そうな気がしてて…はい、
まぁ…そうですよね、僕に矛先が向くのも…
…十分にあり得ます…よね…はい…
今日が良いんですよ、本舗休みにしてるんで』
エレベーターが4階に到着して、
仁が話ながらエレベーターを降りると。
本舗のドアに貼って居た、
臨時休業の張り紙に。
張り紙だけじゃなく、ガラスの扉にも
その暴言が収まりきってない感じで
広がって居て。
作品トップ
目次
作者トップ
レビューを見る
ファンになる
本棚へ入れる
拍手する
友達に教える