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はい。もしもし、こちら、夫婦円満本舗です。

第13章 『夫婦円満本舗の慰安旅行』


『う~ん、控え目に居ても最高だね。
いやぁ、美味い…。やっぱり使う、
肉が違うと…すき焼きはレベルが上がるね』

そう言いながら仁が
上機嫌で地酒の
冷酒のグラスを傾けていて。

『ああっ、
日本酒も、勿論美味いけど…、
キンキンに冷えたビールも…
すき焼き食べながら飲んだら、
最高に、美味いだろうなぁ…ッ』

「あの、追加でビール、
注文しますか?仁さん」

『え?真奈美ちゃんが頼んでくれるの?』

「今日は慰安旅行ですし、
仁さんにはすき焼き作って貰っちゃったので。
ビールぐらいは…、注文させて貰いますよ」

そう言って部屋に設置されている電話で、
真奈美がビールを注文してくれて。

しばらくビールが来るのを待って居ると、
仲居さんが瓶ビールと
グラスを2つ持って来てくれる。

『真奈美ちゃんは19だから、
お酒はお誕生日が来るまで我慢ね?
何か、ソフトドリンク頼んだら?
コーラでも、カルピスでも…
真奈美ちゃんの、好きなのあるでしょ?』

「じゃあ、私はこの
ノンアルコールの梅酒のソーダ割にします」

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