はい。もしもし、こちら、夫婦円満本舗です。
第12章 『真奈美と仁』
「でも…、良かったじゃねぇですか。
お客さん、まだ若いし、顔も
男前なのに、勿体ないと思ってたら。
随分、若い女の子…捕まえたんだねぇ。
正直、羨ましいですよ~」
『そんなんじゃ…ないんだよ、この子とは』
「またまた~、お客さんも男だねぇ」
恋人同士だと勘違いしている、
ラーメン屋の店員の誤解は
結局最後まで解けはしなかったのだが。
ラーメンを食べ終わる頃には、
真奈美ちゃんの機嫌が
すこぶる良くなっていて。
お腹が空いてたからなのかなと思いつつ。
ラーメン1杯で、機嫌直してくれて
喜んでくれるのはありがたいよなと。
ラーメン屋を出てから、
誰かとあのラーメン屋に行った事
無いんですかと何度も真奈美が確認して来る。
『だから…、誰かをあの店には
連れて行ったりしてないって、
僕に何回言わせたら、言い訳…?…。
はい、着いたよ。
ここが、仁さんの住んでる部屋ね。
大して…何も無い狭い所だけど…、
まぁ、寝るには十分だから』
そう…言っていた通りに、
物があんまりない部屋で。
キッチンは料理はしてる…形跡はあるから、
仁さんは家でも自炊してるって
自分で言ってたのは…
嘘ではない…みたいだけど。
お客さん、まだ若いし、顔も
男前なのに、勿体ないと思ってたら。
随分、若い女の子…捕まえたんだねぇ。
正直、羨ましいですよ~」
『そんなんじゃ…ないんだよ、この子とは』
「またまた~、お客さんも男だねぇ」
恋人同士だと勘違いしている、
ラーメン屋の店員の誤解は
結局最後まで解けはしなかったのだが。
ラーメンを食べ終わる頃には、
真奈美ちゃんの機嫌が
すこぶる良くなっていて。
お腹が空いてたからなのかなと思いつつ。
ラーメン1杯で、機嫌直してくれて
喜んでくれるのはありがたいよなと。
ラーメン屋を出てから、
誰かとあのラーメン屋に行った事
無いんですかと何度も真奈美が確認して来る。
『だから…、誰かをあの店には
連れて行ったりしてないって、
僕に何回言わせたら、言い訳…?…。
はい、着いたよ。
ここが、仁さんの住んでる部屋ね。
大して…何も無い狭い所だけど…、
まぁ、寝るには十分だから』
そう…言っていた通りに、
物があんまりない部屋で。
キッチンは料理はしてる…形跡はあるから、
仁さんは家でも自炊してるって
自分で言ってたのは…
嘘ではない…みたいだけど。
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