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女勇者アンの、華麗なる災難!

第2章 幼なじみと再会で、アンアン大ピンチ!?

「ちぇっ、なんでだよー。俺、あの頃よりもイケメンになっただろ?」

「……へ?」

 まぁ、それは確かに。昔のクソ坊主時代に比べたら、今は顔面キラキラだし、髪もサラサラだし、背丈も高すぎず低すぎずでちょうどいいし…… って!

 危ない危ない! うかつに見惚れてた!  相手は私をバカにしまくった、あのクッソ意地悪いカイト野郎だっていうのに! 騙されちゃダメェ!

 ヤツの誘惑(?)を、剣で振り払った。

「ふ、ふんだっ! ちょっとイケメンになったぐらいで、私はゴマかされたりしないんだからねーだっ! 残念でしたぁー!」

 と、最後にアッカンベーまでしてやった。

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