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真逆なふたり

第12章 体育の授業② 葵

翠は思わず…

翠(小声で)
「えっ!?それ自分で聞きなよッ!!」

C組センコー(小声で)
「だってA組の先生、俺にだけ冷たいもん」

翠(小声で)
「それはC組の先生に邪な心と書いて
 邪心と読む…つまり邪心があるから
 冷たいんですよ!!」

C組センコー(小声で)
「おい、おい、お前は優等生っぽく
 振る舞うなよ…。
 葵が言うなら分かるけど…。」

翠(小声で)
「あっ、今、俺を馬鹿にした?
 まぁ…馬鹿だけど…。
 で、A組の先生の事だけど…
 何で知りたいの?
 興味本位なら止めといた方が良いよ?
 自分だけが知らないのが嫌だから
 俺も教えて欲しいって事なの?」

C組センコー(小声で)
「まぁ…そうだなぁ…。」

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