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レシピェール誕生物語

第1章 さちこが、斗夢さんの「ぼっち」で遊んでいた頃。

「ぼっち」は斗夢さん主催の読者参加型小説。

お話の中で、時おり選択肢が出てきて、アンケート機能を利用して、どれかを選ぶ→→多数決で一番多かった選択肢(同数だった場合はルーレットで決められる)に添って物語が進んで行く、というもので、私もほぼ毎回、選択肢アンケートに参加していました。

選択肢を選ぶ時にコメントを残すことが出来て、書き込まれたみんなのコメントを読むのも面白かったし、選ばれた選択肢を斗夢さんがどう【物語】として展開していくのかも興味深くて…てか単純にそもそもの物語が面白くて、自分が想像して「こうなったらいいなぁ」で選んだ選択肢が多数派で、その通りに話が進んで行った時はもちろん、そうじゃなくても(自分が選んだ選択肢以外が選ばれた時でも)

「あぁっ、残念。そう来たか。でもこれからどうなる?」

と目が離せなくて、楽しくて、夢中で…そんな中で、【バトルトーナメント】の開催が予告されました。

それまでは、4つないし5つの選択肢を主催の斗夢さんが用意してくださっていて、その中からピンときたものを選んでアンケートで回答する形式だったのが、
バトルトーナメントを開催するので、トーナメントに参加するキャラを作ってください、と。

出された選択肢の中から選ぶだけだった今までと違い、名前を考え、性別を考え、口癖や特徴を考え、そしてさらにはバトル参加用として作るキャラなので、使用する武器、必殺技の名前と内容も考える…。

えー!なんか急に参加度数が爆上がりじゃん?!
ドキドキした。なんとしても、読んでる人の印象に残る濃いキャラクターを作って爪痕を残したい!!

トーナメントを勝ち進んで、長くお話の中に自分の作成キャラが残ってくれたら最高だけど、たとえバトルで一回戦負けしてそれ以降出番がなかったとしても、それでもみんなの印象に残るような強烈なキャラを作りたい、と思った。そして私のキャラ作りが始まりました。

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