テキストサイズ

君と優しさはずるい

第4章 何にもできない俺は弱い


星菜が優真と和真の診察を受けている頃真凰は颯真の部屋にいた

トントン

ガチャ

ドアを開けて真凰が颯真の部屋へと入った

「まお?どうした?」

「颯真兄…」

真凰は暗い顔だった

すると颯真はニコッと笑ってこっちおいでといって2人は颯真のベットに隣並んで座った

「どうした?話してごらん、まおのペースでいいからさ」

颯真は優しそな声と顔でゆっくりと言った。

まおの考えていることはなんとなくわかる。真凰は星菜が体調を崩すと一気にメンタルがやられる。

正確に言うと星菜が苦しんでいる姿を見られない。兄さん達みたいに星菜を苦しませないようにするために医者をめざしているみたいだけど、いざ自分の目の前で泣いて苦しんでいる星菜とちゃんと向き合うことが出来ない。

頑張っているのは星菜なのに頑張っている星菜の姿が見れないそんな自分に嫌気がさすみたい

他にも真凰は家族の中でも人一倍星菜のことが大好きだし、双子だからって言うのもあるかもだけどもし星菜が急変して1人になったらって人一倍怖くなるみたい。

双子は2人で1つみたいなとこがあるからかな?


毎日のように口喧嘩してるくせにこうなるとな…


俺的にはもう毎日口喧嘩していてくれた方が元気な証拠だし安心するな

ストーリーメニュー

TOPTOPへ