無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「から揚げに野菜炒めに麻婆茄子に肉じゃがにコロッケにポテトサラダに……
あっ、リンゴも買ってる！
て事は？」

食卓に次々と並べられたうちのお惣菜。ちょっと一回じゃ食べ切れないくらいありそうだ。
ただそこにはお惣菜ではなく、普通のリンゴもひとつ一緒に入っていた。

ポテトサラダと一緒に買ってるって事は、もしかしなくても…！


「へへー。
サラダに混ぜて、リンゴサラダにしようと思ってねー」

「あはっ
じゃあ私、リンゴをカットしてくるね」

「サンキュー！
それじゃ俺はお茶とご飯を準備するよー」


そっかそっか。
慎吾くんはリンゴサラダを食べたくて、サラダとリンゴを買ってウキウキしながら帰って来たんだなぁ。

ご機嫌のまま、ご飯食べ終わったら水着（紐）姿を見せてあげよう。
今日は朝からずっとお疲れさまーってね！


「あ、そうだ慎吾くん。
おにぎりとスープ、ごちそうさま。スゴく美味しかったよ」

「本当！？
早くひなが元気になりますようにって想いを込めて作ったからねー」

「うん、お陰さまで元気になれたよ！
ありがとうね、慎吾くん」

「あ、そうそう。
俺もひなの職場のおばちゃんに伝えといたよ」

「え？」