毎日がらぶえっち♡〜年下ダンナ様と、溺愛家族計画
第19章 急な雨のアクシデント
――それから
「ありがとうございましたー!」
「お疲れ様でした。
ありがとうございましたー!」
「ありがとう」
18時。
最後のお客さんを見送ると、入口のドアを施錠して“CLOSE”の看板を立てる。
レジ締めみたいな仕事はオーナーがするので、残った俺たちは店内の片付けや清掃をする。
それが終わると、帰り支度の済んだ人から職場を出た。
「お先失礼しまーす」
「お疲れさまでしたー」
「お疲れ様でーす!
……えーっと」
ロッカーでスマホを確認すると、まだ藤村からは何も来ていない。
医療事務の仕事がどんな感じなのかは知らないけど、まだ向こうも終わったばっかりだろうしな。
一応何か打っておこうかな?
「おや、妹尾君、今日はゆっくりだね」
スタッフルームから出たところで、オーナーと鉢合わせた。
「いつもなら我先にと元気よく帰るのに、今日はどうかしたの?」
「えー?
俺そんな元気よく帰ってました?w」
オーナーは朝一番に鍵を開けに来るけど、帰る時も鍵を閉めるから一番最後までいる。
でも確かに、レジ締め終わる頃には俺もとっくに帰ってるかもな。
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