月のウサギは青い星の瞳をしているのか 〜キサンドリアの反乱〜
第13章 マスドライバー
マスドライバーが射出する少し前
月面上空では連邦軍とネオ・ジオン軍のモビルスーツ戦が展開されていた!
ネオ・ジオン側は小惑星フィフス・ルナの地球落下に続き第二弾として小惑星アクシズを落とす作戦が実行されつつあった
その動きをキャッチした連邦軍は衛星軌道上の艦隊を派遣
さらに月からの増援を指示していたが、その露払いとして月面上のネオ・ジオン艦隊が増援部隊を阻止せんと強襲してきた!
拮抗する戦局
連邦の量産機ジェガンとジオン側の量産機ギラ・ドーガが交戦する
そのなかを高速で滑空する機体
Gフューリーだ
「周りは敵だらけよッ!?どうするのコーエン」
「旋回して下さい!常に動き回って!」
「でも、今となってはネオ・ジオンだけでなく連邦軍も友軍とは言えないわ」
「ええ、秘密部隊の我々は連邦軍からも敵機扱いです!出来るだけ交戦せずに切り抜けたい!」
「わかってるけどッ!このままじゃあ?」
「もうすぐですッ! あ、右ッ!」
「ギラ・ドーガ!!!」
2人の乗るGフューリーにジオンのギラ・ドーガが襲いかかってくる!
互いのビーム・ライフルが放たれる!
ビームコーティングが施された互いの機体は掠り傷も付かず跳ね除けた!
「キリが無いッ!チャームを出すわッ!」
「了解、離脱する」
Gフューリーの機体から尖端側が変形、後部のモビルスーツが分離する!
尖端側はそのまま半人半馬のように半モビルスーツ形態「フリューゲル・チャーム」として遠隔操作される
複座式のGフューリーがコントロール制御して、親機と子機で連携行動をとるのだ
ギラ・ドーガがチャームに気を取られた瞬間、後続するGフューリーがビーム・サーベルで斬り裂いた!
「よし! さぁ行こう」
2機は連携しながら戦場を飛び去った!
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