
飼い猫 🐈⬛🐾
第86章 追記
入学式の会場に着いて…
大人しく パイプ椅子に 座って
配布物に 目を 通していた私。
ふと 顔を あげると…
もう すでに グループが 出来始めていて…
みんな 談笑してる ?!
ヤバイ! 遅れを 取った!
元々 人間関係や グループ作りが 苦手な私は
既に 出来始めていた輪の中に 入れずにいた。
これじゃあ 中学の入学式と 同じじゃない!
と 青ざめる。
6年前は
そんな 状況でも
振り返ったら 両親が居て…
微笑んでくれて 安心した。
… 今日は 居ない… と ドキッとする。
それから 6年前は
新しく出来た友達と
楽しそうに 話している 紫優くんを見かけて
羨ましく 感じたっけ…。
ふと 紫優くんが 私に 振り返って
『詩史… 大丈夫?』って
微笑んでくれて… 少し 心強かった。
ウザいと 思いつつ…
紫優くんの笑顔と 声掛けには
何度も 救われて いた。
「きゃ〜♡♡ あのコ カッコ良くない?!
何か、 何かぁ♡ こっち見て 笑ってくれたよねぇ?!」
それから…
近くに居た 周りの女子達が 紫優くんの笑顔に
騒ぎ出して 興冷め したんだっけ…。
そんな事を 思い出していたら…
いつもの あの騒がしい声も 無い事に
気がついた。
あ…
紫優くんが 居ないから…!
考えてみたら…
紫優くんが 近くに居ないなんて 初めてだ…!
両親も 居ない。 紫優くんも 居ない。
お兄ちゃんも 夏葉さんも 景斗さんも…!
知ッテル人 誰モ 居ナイ…!
今更ながら…
生まれて 初めて
独り なんだ と感じて…
ドキッ! と 恐怖を 覚えた。
怖い! どうしよう…!
「そう言えば この前〜
商店街で すっごい イケメン 見ちゃった〜♡
店員さんに 笑顔で 話しかてて〜
お味噌 買ってたの!!!(笑)
ここの大学の人かなぁ?♡♡♡」
ふと 聞こえてきた 会話…
あ。 ソレ、 絶対に 紫優くんだ!!!
紫優くんの存在が 証明されたみたいで
少し 安心する。
でも…
家に帰っても 今日は 居ないんだよね…?
折角 受かった 楽しみな 大学生活の幕開け
だったのに…
何だか 無性に 寂しく 感じて
早く お家に 帰りたくなった。
大人しく パイプ椅子に 座って
配布物に 目を 通していた私。
ふと 顔を あげると…
もう すでに グループが 出来始めていて…
みんな 談笑してる ?!
ヤバイ! 遅れを 取った!
元々 人間関係や グループ作りが 苦手な私は
既に 出来始めていた輪の中に 入れずにいた。
これじゃあ 中学の入学式と 同じじゃない!
と 青ざめる。
6年前は
そんな 状況でも
振り返ったら 両親が居て…
微笑んでくれて 安心した。
… 今日は 居ない… と ドキッとする。
それから 6年前は
新しく出来た友達と
楽しそうに 話している 紫優くんを見かけて
羨ましく 感じたっけ…。
ふと 紫優くんが 私に 振り返って
『詩史… 大丈夫?』って
微笑んでくれて… 少し 心強かった。
ウザいと 思いつつ…
紫優くんの笑顔と 声掛けには
何度も 救われて いた。
「きゃ〜♡♡ あのコ カッコ良くない?!
何か、 何かぁ♡ こっち見て 笑ってくれたよねぇ?!」
それから…
近くに居た 周りの女子達が 紫優くんの笑顔に
騒ぎ出して 興冷め したんだっけ…。
そんな事を 思い出していたら…
いつもの あの騒がしい声も 無い事に
気がついた。
あ…
紫優くんが 居ないから…!
考えてみたら…
紫優くんが 近くに居ないなんて 初めてだ…!
両親も 居ない。 紫優くんも 居ない。
お兄ちゃんも 夏葉さんも 景斗さんも…!
知ッテル人 誰モ 居ナイ…!
今更ながら…
生まれて 初めて
独り なんだ と感じて…
ドキッ! と 恐怖を 覚えた。
怖い! どうしよう…!
「そう言えば この前〜
商店街で すっごい イケメン 見ちゃった〜♡
店員さんに 笑顔で 話しかてて〜
お味噌 買ってたの!!!(笑)
ここの大学の人かなぁ?♡♡♡」
ふと 聞こえてきた 会話…
あ。 ソレ、 絶対に 紫優くんだ!!!
紫優くんの存在が 証明されたみたいで
少し 安心する。
でも…
家に帰っても 今日は 居ないんだよね…?
折角 受かった 楽しみな 大学生活の幕開け
だったのに…
何だか 無性に 寂しく 感じて
早く お家に 帰りたくなった。
