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あさいらむーんのひとりごと

第55章 2025年6月

「節成りと飛びなり」

キュウリの話題になったので、少しキュウリの事を書く

うちではプランター栽培でいくつかキュウリを育てています


ほとんどは「節成り品種」で北進、夏すずみ、あとメーカーのオリジナルブランドの節成り品種をそれぞれ育ててます

これらは改良された品種で、本来は親づるから出にくいメス花(実になる花)を親づるから出やすくした品種たち

表面はツルツル、スーパーで見かけるもの
華北もの、ともジャンルわけされる


もうひとつ育ててるのが「四葉キュウリ」

こちらは親づるにはほぼメス花が着かずオス花ばかりです、摘芯して子づるや孫づるを出させてやるとメス花がたくさん出来ます

実の表面がゴツゴツしているのでイボきゅうりとか華南タイプと呼ぶ時もあります
まるでゴジラの皮膚のような、ゴーヤのような表面です

パリッとしていて有名品種はシャキットというものが一般的に苗が出回っています

四葉キュウリは節成りではなく「飛びなり」というもので、節ぜんぶには実が着きません

実の表面の違い、
実が着く場所の違い、
摘芯が必要、などの差があります


他にも「節成り品種」はスタートダッシュのような栽培で、植え付けてすぐに実がついて収穫が楽しめます

早めに消耗してしまうので初夏までに疲れきってしまい、成り疲れ状態で終わってしまう事もあります

あと気温が高くなりすぎると高温障害が出ます

オス花しか着かなくなってしまい、実が出なくなります

夏すずみはそれを改良して夏でも生育が衰えにくくさせた品種

ですが、意味をしっかりとらえてみると、改良しなくちゃならんぐらい盛夏には向いてない、ということです

対して四葉キュウリ(飛びなり品種)はスタートダッシュは遅くて、最初は枝の充実をさせて摘芯させて、孫づるを広げさせる準備が必要があります

そのかわり中盤戦からぐんぐん勢いをつけて、コンスタンスに実が収穫できます

ぱっと植えて、ぱぱぱぱっと収穫して、さらっと終わるのが「節成り品種」

じっくりジワジワ育てあげていくのが「四葉(飛びなり)品種」

実際、キュウリの実って1日で巨大化してしまうのでさっさと収穫しないといけない

食べたくなくても10本とか取ってあげないといけない
スーパーで売られてない四葉を少しづつ収穫したほうが使いやすかったりする

うちは毎日キュウリです

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