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あさいらむーんのひとりごと

第45章 とつぜんですが

「脳梗塞」その16


2週間を超えてくると、入院生活も少し余裕が出てきます

看護師さん、トレーナーさん、管理メンテナンスの人、掃除の人なんかと談笑したりもしてます
(一瞬のやりとりばかりですが)


余裕が出てくると、ヘンな妄想もしてしまいます
(笑)


カーテン一枚を隔てただけの、
プライバシーが希薄な空間で、
例えば女性に手でしてもらったら興奮するかな
とか非現実的なことが頭をよぎります


昔と違って、日中もベッド周りのカーテンは仕切られています(コロナの影響で)

よけいに淫靡な感じがしてしまいます


あまりスタッフの方に対しては、よぎることはありません
皆さん一生懸命ですし、忙しそうなので
そういう対象にならないのかも

昔のナース服って、身体のラインがくっきり出るので少しセクシーでしたが、
今の時代の制服は活動的な格好で、イベント会場のスタッフと同じような格好ですから、へんな妄想しなくてすみます


患者さんは同じフロアで男性女性いますが、大部屋が端から男性部屋、女性部屋、男性部屋、女性部屋と交互になっています

トイレは2部屋ごとにトイレがあり、男女共用
脳卒中専門の病院なので、トイレ内の施錠は厳禁です

倒れられる人が居てるからだそうです


男性スタッフと世間話ししてるときに
「看護婦さんたちと合コンとか飲み会とかしないの?」て聞いたら
「ここはまったくありません」との事


でも大学病院はしょっちゅう飲み会やら遊びにいったりしていたそうです

大学や専門学校でたはかりの人が数年間勉強するところなので、スタッフが全員若いんだそうです

その後、地方に行ったりして皆バラバラになりそうなんですが、そこはスタッフの年齢層もバラバラなので、あまり集まったりはしないそうです


なんだか現実的な話しを聞いちゃったな、

入院生活の淫靡なイメージがますます消えてしまいました(笑)


ここは面会も家族が着換えを持ってくる程度なので、お見舞いというのはありません


なんかねぇ、なんにもないのもねぇ


例えば、職場の仲の良いパートさんがお見舞いに来てくれて、
「ごめん!頼むから手で協力して!
 もうツラくてたまらないんだ!」
みたいな事があったら、おもしろいのにねぇ


このまま退院まで、何にも無さそうですね……


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