
My life
第47章 ごめんなさい
りく「ここやだ!帰る!」
湊「先生とお話終わったら帰れるからね」
りくは不機嫌そうな顔で黙った
湊はりくの真正面に座ってりくの目を見て話し始めた
湊「りく君はなんで今このお部屋にいるか分かるかな〜?」
りく「………………わかんない。」
湊「わかんないか〜。先生、朝りく君になんて言ってたか覚えてる?」
りく「…………………………」
りくは湊から目をそらして下を向き黙った
湊「黙ってても先生分からないよ?」
りく「…………ベットの上で大人しくしててねって言ってた」
湊「そうだね。それでりく君は何したの?」
りく「……はしった」
湊「りく君?病院は走っていい所ですか?」
りく「……ヒクッ……ヒクッ……泣」
湊「今は泣いていい時間ではありません。先生りく君が泣いてるだけだったら、このお部屋から出してあげないからね。」
りく「うッヒクッ……ぃやヒクッ………ヒクッグスン……泣」
湊「嫌じゃないよ。ほら先生の質問に答えてください。」
りく「ヒクッ……ヒクッ走っちゃグス…ヒクッだめ」
湊「なんで走っちゃダメかりく君は知ってる?」
りく「ヒクッ……ヒクッ誰かにヒクッ…グスぶつかったらヒクッ…ヒクッ危ない」
湊「りく君はちゃんとわかってるじゃん。
りく君はさっき走ってお姉ちゃんとぶつかって怪我させちゃったんだよ?だから明日先生と一緒にごめんねしに行こうね?」
りく「うッヒクッ……ヒクッうん……ヒクッグスン」
湊「お利口さん。あと潤くんにもごめんねって言うんだよ?」
りく「ヒクッ…うんヒクッグス……ヒクッせんせ……」
湊「ん?どうしたの?」
りく「ヒクッ…ヒクッごめんなさいヒクッグスン…うぇぇん泣」
湊「いいよ笑 もう先生怒ってないからね?泣き止むよ〜、りく君がちゃんとごめんね言えたからそろそろこのお部屋も出ようね〜」
湊は泣いているりくを抱き上げて処置室を出た
