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My life

第31章 治療②

悠斗side

美桜の顔を拭いたあとしばらく美桜を抱っこしながらベットに座っていた



トントン



樹が部屋に入ってきた


「みおはやっぱり寝ちゃったかな?」


「さっき寝たばっかり」


「本当にみおの寝顔は昔と全然変わってなくて可愛いな笑」



「あ〜本当にそうだよな笑、みおの眠ってる顔本当にかわいい」



「悠斗って厳しいけど意外と親バカだよな笑」


樹はふっと笑いながら悠斗に話した


「そんなことないから笑」


「そう?笑 あっ、そういえばお尻の方はすぐ回復すると思うよ〜、だけど問題は排尿の方だな」



「お尻の方は早く回復できるなら良かった、今回はお尻と腸が回復すれば退院は出来ると思うからな。問題の排尿の方はどんな感じなんだ?」


樹はさっきまでのニコッと笑った顔とは変わって真剣そうな顔をして言った


「中の電気刺激だけじゃ全然排尿できない、電気シールと電極をMAXにして、波や振動をあたえても膀胱を押してあげないと自力では尿を出すことが出来なくなってる。まぁ排尿の方は通院という形で来てもらえればいいからな笑」


樹の話を聞いて悠斗も表情が暗くなった



「そこまで酷くなってるのか……」


たくさんの電気刺激よくみおは耐えられたな



本当に心が痛くなるな



こんなに小さくて儚いのに神様は酷いな






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