
👠ツンデレラ👠
第1章 ツンデレラ
レイは目を見開きました。
鏡には赤いヒールを履き、胸元にダイヤが散りばめられた黒のプリンセスドレスに身を包んだ女性が立っていたのです。
「ほら、女性になりました。馬車は用意してあるので、行ってください。」
「まっ待って!俺は行くなんて一言も「貴方様の悩みは解決した筈。何を躊躇う必要があるのですか?」
リチャードにそうつっこまれレイは黙ってしまいました。
「・・・。変じゃない?」
「ちっとも変じゃないですよ。行ってらっしゃいませ。」
そうリチャードに言われますが、レイは嬉しさよりも実際この状況に戸惑いを感じていました。
