👿サディステック👼エンジェル
第8章 バレた!?
内藤先生は病院に着くなり――――…あっという間に手術室に運ばれていった。
検査する暇もなく――――…すぐに…手術室…って……
「マジかよ――――なんで…内藤…先生?」
俺は、目の前で不自然に飛び出した――――…
あれは――――どう考えても…
おかしな飛び出し方だった…
押されて――――うっかり飛び出したって感じでもなかった…
まさか――――…
まさか…
京子?
「君――――大丈夫?呼吸して!?君!」
気がつくと…俺は手術室の前の廊下で――――息苦しくて…踞ってた!
「大丈夫よ!ゆっくり――――ゆっくりでいいから…深呼吸して!」
――――過呼吸?…って…やつか?
頭は冷静なのに…
体が――――――――言うことを聞かない!
「君――――!目を開けて!ゆっくり…ゆっくりでいいから!深呼吸して!」
救急隊から…看護士に代わり…俺は支えられながら呼吸をしろと…背中を擦られる。
だが――――背中を…触るな!
押されて…飛び出した――――――――内藤先生を思い出す!
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