無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

胸先に倉沢さんの舌が絡みつき、睡液で光る乳首が頼りなく形を変える。
時おり、喉をさらしわたしの背中が床から離れる。
そんなとき、膨らみが彼の口の中へと吸い込まれる。

痺れが変化した疼きの塊が下腹部を熱くさせる。
自分に甘く重苦しくのしかかろうとする、覚えのある波の予兆に戸惑った。

だって倉沢さんはまだわたしの胸を可愛がってるだけだったから。

「はあっ…あっあ…あ」

間隔の短い喘ぎをこぼし幾度か腰が震えた。
軽く達してしまったのと、倉沢さんがわたしのショーツの中に手を潜り込ませてきたのとはほぼ同時だった。

ぬるりと割れ目に沿って降りていく。
長い指の先が蜜口でとどまり、馴染ませるようにそれをそっとすくいあげる。

「腰ずっと上がってるよ。 ナカが震えてるのは感じてるんだよね……？ あ、そうしてると分かりやすい。 柔らかく膨らんでるここ」

彼が触れているのは内部のどこなんだろう。

「あっゆ、ゆびっ……だめっ」

率直な反応として大きな声が出そうになった。
すると腿の半ばまで下げられたショーツが不自由に自分の動きを阻む。

「クリと挟んであげる。 これも気持ちいいかな」

それに目を向ける余裕がない。
普段よりも色味をおびた彼の声が行為の内容を伝えてくる。

あとは耐えがたいほどの強烈過ぎる触覚がそこに集中するだけ。