
白い飛沫(しぶき) ~初恋物語~
第11章 新たな恋
その頃、日本の順也といえば…
最近、香織との交際がマンネリだ…
夏の海、ホテルの一室で
ロストバージン&ロストチェリーしてから
僕たちの恋は一気に燃えあがった。
デートの最後のシメは必ずHをした。
お互いの体の相性のよさもあったと思うが
何度も同時に昇天した。
でも、
いくらカレーライスが好きだからといって、
毎日カレーライスというのはちょっとつらい。
それと同じように
ちょっと僕らはHしすぎたのかもしれない。
近頃、Hの手順も
ワンパターン化してきているし、
この辺で少し冷却期間をつくり、
お互いになくてはならないパートナーなのだと
気付くことが必要だと思う。
もうすぐ、付き合って2年…
2周年を記念して、小旅行でもするか。
そういった企みを心に秘め、
バイトに精を出すことにした。
バイトは以前と同じく、
里中先輩がバイトしているコンビニに
お世話になることにした。
たまたまバイトの初日が
里中先輩とのシフトだった。
