🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第13章 再び眠れない
歪んで聞こえる声や悲鳴に――――私はその場で崩れ落ちた!
――――やめて…気持ち悪い。
でも、うつ伏せで倒れている男性が気になる!
やだ――――…いや…!
皇輝さんじゃないって…言って!?
首に鋏を突き立てた白服の男は――――笑いながら…うつ伏せで倒れる男の隣に倒れた。
『キャァァァ!殺人犯が――――』
相変わらずおばさんの声は大きく…地を揺らす!
それよりも!着物姿で倒れている男性の顔を見たい!
もし、もし――――倒れている男性が皇輝さんだったら……
そう思うだけで体が恐怖で震える。
でも――――見たいて…
顔を――――見せて!?
「見せて――――!」
手を伸ばした状態でハッと我に返る。
――――夢…から…出た?
場所はホテルのベッド…
「うっ――――気持ち悪い!」
私は、再びトイレに駆け込み――――…
寝る前に飲んだ水を全て吐き出した!
「もう――――…やだ…」
喉が痛い…
でも、吐き気は止まらない。
――――もう…嫌だ…
夢なんか…見たくない!
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