
🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第2章 寝ても覚めても
「三井――――泊まったのは分かったが…なんでヤベェ格好して…“ハァハァ”言いながらここにいるんだよ…キモイ…」
「キモイとは失礼な…、自分は朝のトレーニングが終わり、たまたまここを通りかかっただけだ!美希(みき)ちゃんに聞いてもいいぞ!」
「――――って、美希さん…もう出掛けてるっしょ?あの人、せっかちさんだから…花の仕入れにでも行ったと思いますよ?」
「確かに……家が静かだからな!」
ここの家の主である、未來ちゃんのおばあちゃんが、帝王ホテルの一室を借り…ホテルの中で和食店を開いている。
なので、おばあちゃんの実家は…実質、娘である美希(みき)さんと旦那の岳(がく)さんとが家主としてすんでいる。
未來ちゃんは、転がる形で中学からここにいるわけたが――――…
かく言う俺も…住んでたアパートの火災により体ひとつで投げ出されたのを…未來ちゃんのお陰で居候させてもらっている!
