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レンタル彼氏に一途に愛されて

第1章 サイトで知り合った人

朝起きたら、坂本さんの姿は、ベッドになかった。

「坂本さん?」

起き上がると、ソファーに座っている坂本さんを見つけた。

「おはよう。」

「おはようございます。早いですね。」

時計を見ると、7時だ。

坂本さん、何時に起きたのだろう。

普通に新聞を読んでいる。

紳士的な姿には、いい印象を受けるけれど、できれば朝もしたかったな。

なーんて。

50代の人に言っても無理か。

私はバスタオルを巻いて、ベッドから出た。

「シャワー浴びてきます。」

「どうぞ。」

坂本さんは、もうシャワーを浴びたんだろうか。

もしそうだったら、結婚したら朝早く起きなければならないのかな。

私は、欠伸を一つした。

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