屋上にいたヤンキーくん
第4章 「本当の恋教えてやる」
「えーここは関数を用いて…」
前で先生が数学用語をしゃべっている。
頭に入ってこねぇけど…。
「なぁ紀衣…」
「なに?」
「昼からさぁサボらね?」
「あ…うん!いいよー」
今はもう4時間目だからな…。
昼からは紀衣とサボるか。
なら嫌いな数学だって頑張れるな!
「じゃあ今日はここまで…」
やっと終わった…。
妙に長かったような…。
「紀衣…昼休み終わったら屋上来いよ?」
「うん!わかったぁ」
俺は紀衣に言うと、教室から出た。
パンでも買おっかな。
俺は売店へ行き、パンとコーヒー牛乳を買い屋上に向かった。
屋上の地面に座りパンを食べる。
今日も空は快晴だな…。
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