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シャイニーストッキング

第10章 絡まるストッキング9      美冴とゆかり

 229 ビアンな昼(2)

「ぁ……ん………」
 ゆかりに唇を塞がれたまま、昨日から着ているボヘミアンワンピースのボタンをあっという間に外され…

「シワになっちゃうから…」
 と、一瞬だけ唇を外しそう告げ、スッと脱がされてしまった。

 わたしも昨夜、散々濡らし、パンスト破いてしまったので、ワンピースの下はブラジャーと紐パンティーだけである…

「あっ…」
 ゆかりはまるで電光石火の早業で、この紐パンティーの紐をサクッと解いてしまう。

「んっ、っんっ…」
 そして、これも電光石火のスピードで、あっという間に股間の間に自らの頭を指し入れて…
 むしゃぶりついてきたのである。

「あっ、んっ、や、そ、そんなっ」
 だがわたしは、恥ずかしさよりも快感の方が強かったのだ。

 昨夜はゆかりを数え切れない程にイカせた、それは『ストッキングラブ』という強烈な性嗜好な…
 フェチ的な…
 そしてわたしと同類である事の…

 ううん、違う…

 ゆかりもわたしと同類の性嗜好、性思考を持って欲しいという、内心の無意識な想いの昂ぶりの衝動の押し付けだったといえたかもしれない…
 が、とにかくそんな想いの衝動と刷り込みをし、最後はゆかりの意識を完全に飛ばしてしまう程に責め、イカせたのだ。

 しかし、その昨夜、責める悦び、快感は確かに感じていたのではあるが、実質的なわたし自身の肉体的な快感、絶頂感は一度だけであったから…

 そんな欲望的な余韻と…

 ゆかりに対する更なる愛情の再認識による昂ぶりの疼き…
 が、今、正に、一触即発の状態になっていたのである。

 だから…

 このゆかりによる電光石火の早業の如くのクンニにより…

「あっ、んっ、やっ、だ、ダメっ、あぁ、イッ、イッっちゃうぅぅ…」



 わたしはあっという間に絶頂感を迎えてしまう…





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