
シャイニーストッキング
第3章 絡まるストッキング2 美冴
13 矛盾
ヤバい、また、抱きたくなってきた…
ブー、ブー、ブー、ブー…
その時である、突然に美冴の携帯電話が着信をしたのだ。
美冴は携帯電話をバッグから取り出しディスプレイを見る、だが、電話には出ない。
多分、この着信はあの武石健太からの電話であると思われるのだ。
なぜなら、時刻は午後11時を過ぎている、ちょうどカラオケが終わって解散したタイミングであろうと予想できる時間であったから。
「出ないのか…」
私は思わずそう云った。
おやっ、もしかして…
そうなのだ、一瞬湧いたこの感情は
嫉妬なのか…
私が武石健太に嫉妬しているというのか。
「うん…、知らない番号だし…」
美冴のその言葉に、心がザワザワしてきていたのである。
嫉妬なのか…
まさか…
その時である。
ブー、ブー、ブー、ブー…
すると今度は私の携帯電話が鳴ったのだ。
この着信は誰からなのかは考えなくてもわかる。
「……………」
私は一瞬、バツが悪い感じになっていたのだ、なぜなら、例えちょっとでも武石健太の着信に対して嫉妬心を覚えてしまったというのに、今度はこうして私自身に、ゆかりからの着信がきたのだ、嫉妬心など矛盾な想いでしかないのであるからだ。
「出ないの…」
彼女ははわざとそう訊いてきたような感じがした。
「うん、後にするわ…」
思わず苦笑いをするしかなかったのである。
せっかくの二人の幸せな時間が、この電話の着信で終わりを告げられてしまったみたいであったのだ。
いや、勘の強いゆかりによる無意識の強制終了の合図なのであろう。
だが、再び昂ぶってきていた気持ちが騒めいてきていて治まってはいなかったのである。
それ位に、美冴の魅力に魅了されているのであったのだ。
私は思わず彼女をグイっと抱き寄せていき
そして唇を寄せてキスをする。
「あんっ…」
「…あ………」
そのキスに再び心が蕩けていく。
そして昂ぶりの想いのままに肩を抱きながら唇を吸っていくのだ。
だが、美冴は突然に、私の肩を押し、そしてスッと唇を離してきたのである。
「シャワーを浴びてから帰りますね…」
すると美冴はそう云ってきたのだ。
それには
今夜はこれで終わり…
というメッセージの意味が込められていた。
ヤバい、また、抱きたくなってきた…
ブー、ブー、ブー、ブー…
その時である、突然に美冴の携帯電話が着信をしたのだ。
美冴は携帯電話をバッグから取り出しディスプレイを見る、だが、電話には出ない。
多分、この着信はあの武石健太からの電話であると思われるのだ。
なぜなら、時刻は午後11時を過ぎている、ちょうどカラオケが終わって解散したタイミングであろうと予想できる時間であったから。
「出ないのか…」
私は思わずそう云った。
おやっ、もしかして…
そうなのだ、一瞬湧いたこの感情は
嫉妬なのか…
私が武石健太に嫉妬しているというのか。
「うん…、知らない番号だし…」
美冴のその言葉に、心がザワザワしてきていたのである。
嫉妬なのか…
まさか…
その時である。
ブー、ブー、ブー、ブー…
すると今度は私の携帯電話が鳴ったのだ。
この着信は誰からなのかは考えなくてもわかる。
「……………」
私は一瞬、バツが悪い感じになっていたのだ、なぜなら、例えちょっとでも武石健太の着信に対して嫉妬心を覚えてしまったというのに、今度はこうして私自身に、ゆかりからの着信がきたのだ、嫉妬心など矛盾な想いでしかないのであるからだ。
「出ないの…」
彼女ははわざとそう訊いてきたような感じがした。
「うん、後にするわ…」
思わず苦笑いをするしかなかったのである。
せっかくの二人の幸せな時間が、この電話の着信で終わりを告げられてしまったみたいであったのだ。
いや、勘の強いゆかりによる無意識の強制終了の合図なのであろう。
だが、再び昂ぶってきていた気持ちが騒めいてきていて治まってはいなかったのである。
それ位に、美冴の魅力に魅了されているのであったのだ。
私は思わず彼女をグイっと抱き寄せていき
そして唇を寄せてキスをする。
「あんっ…」
「…あ………」
そのキスに再び心が蕩けていく。
そして昂ぶりの想いのままに肩を抱きながら唇を吸っていくのだ。
だが、美冴は突然に、私の肩を押し、そしてスッと唇を離してきたのである。
「シャワーを浴びてから帰りますね…」
すると美冴はそう云ってきたのだ。
それには
今夜はこれで終わり…
というメッセージの意味が込められていた。
