
エッチな女子高生は年上がお好き
第6章 報告
「チカに報告があります」
「え!待って!昨日ライブだったよね!?なに!会えたの!?」
声を出す前から、自分の口角が上がっていることがわかる。きっと今の私はとんでもなくだらしない表情をしている。
「手を、、繋ぎましたーーー!!!」
「まって急展開すぎない?詳しく報告してください」
まるで議長にでもなったかのように、チカは姿勢を正した。
「手を繋いだのは一瞬なんだけど、なんか花木さんも私のこと好きっぽくて」
「え、うそ。両想い?」
「でも、結構お酒入ってて、かわいいーすきーみたいな。本気かどうかはわからないっていうか」
チカもニヤニヤが抑えられない時の顔になって、えーとかきゃーとか声を出している。
「好きって言われてるのやばくない?もう付き合うやつじゃん。てか、どんな人かわかったの?やばい人とかではなくて?」
「36歳だったけど、、」
「さすがハル。とことん歳上が好きだねえ」
チカが右の口角をぐーっと上げて、ニヤニヤとこっちを見てくる。
「花木さんは、特別だから。歳上だからとかじゃないもんねー」
