
出会い系サイトのレイプマン
第1章 レイプマン登場
田中理沙は、ドライブイン山鳥の駐輪場に移動して、まだ動く自転車を探し始めた。鍵が掛けられているのはダメ、パンクしているのもダメ、あ、これは動くし、鍵もない、暗闇の中で、自転車を確認するため、ライトを照らしたのがまずかった。サドルに付着したホコリをはたいて、自転車に乗ろうとしたら、後ろに海野健太が立っていたのである。おやおや、最近のネズミは、ライトを持っているんだね(笑) フフフフ、あなたの噂は聴いているよ、けっこう、おてんば、なんだってな、ガシヤャン!!バタンッ!いや!いや!!離して!離してよ!田中理沙は海野健太に後ろから、抱きつかれてしまった。田中理沙の黒いハンドバックは、自転車の前かごの中だ、女は男に抱きつかれてしまうと、簡単に振りほどける物ではない、いや!いやよ!!海野健太と田中理沙では、体格差がありすぎる。パワーでもスピードでもかなわない、離して!離してよ、海野健太は言葉にはしないがスタンガンに警戒していた。
