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突然、凄い音がした、ガガーー！バタン！！誰も居ないはずの、ドライブイン山鳥に響く爆音。えっ！いやだ！何の音なの？物音はドライブイン山鳥の、通路の奥にある、厨房の部屋から聴こえてきた。なんだろう、凄い音だった、田中理沙は立ち上がり、手持ちの黒いハンドバックからスタンガンを取り出した。厨房の部屋から鬼が出るか蛇が出るか、わからないからだ。う、うう、うーーバタン、バタン、いやだ、何かいるわ、何だろう、厨房のドアの向こうから、苦しそうなうめき声が聴こえる。しかし田中理沙に攻撃してくるような殺気は、感じられなかった。ガチャ。ギィーーー厨房のドアを開けて、厨房実体をペンシル型ライトで照らして見た。厨房の面積は30坪程の広さで、冷蔵庫や厨房設備はきれいに、撤去されていた。建物の外に出られるドアを見つけたが、畳4枚分ぐらいある大型テーブルが。ドアのまえに寄せられていた。ドアを開けるには、大型サイズの、テーブルをどかさないとダメそうだった。